浅く、不覚。

最近夢見が悪い。



日本酒で死んだこの間。

わたしは片手に大きな刃物、もう片手にひとのくびを持っていた。母親がぴったりとそばにいて、「あんた、それ、犯罪よ」って何度も静かに言うけど、わたしはどうも納得がいかない。「え、これはちがうよ、これは…」　　手に残る、体から首を落とすときの感覚。何度もざく、ざくと刃を肉に押し込んでいくときの抵抗と、骨による妨害、苛立ち。　　…あれ？　いや、そうだよ、これって犯罪じゃん。なんでこんなことしたんだ？え、そう、だってわたし　食べよう　として、自分で仕留めて… 母にしどろもどろに説明をしながら次第につかめてくる事態、薄く焦り始めた、　あーやっべーな、どーするよ　　コレ…



ここで、目がさめた。

酒の気持ち悪さは消えていたけど、違う吐き気のようなもので頭がぐわんぐわんして。
前日読んだある民族の本に、「自分で食べる獲物の首を落とす」リアルな描写があったからだ。あきらかに、あれだった。
しかし、グロテスクな夢は珍しい。やっぱ深く眠らなきゃ駄目かしら。

今日７時から二度寝（贅沢！）に入ったときも、とろとろと夢を見続けて、たっぷり眠ったはずなのに今頭が痛い。損した気分。
夢をみては目覚め、「あれ？夢…？」となってまた眠る。また同じ夢をみて、目覚めて「あれ？」　……この繰り返し。という、夢。
起きたときそばにいた人が毎回違ったから（そして実際はひとりで眠っていたから）、本当のわたしは一度も目覚めていないはず。

疲れるわけです。わ。