久しぶりに

久しぶりにひとりになった と気付く
南浦和駅から家への帰り道

演劇のひとだったり
たまーに大学のひとだったり
たまーーに白百合のひとだったり
たまーーーに家族だったり

と

かならずだれかといたのだ このごろ
それはとてもたのしくわくわくするのと同時に
やっぱりどこかにフラストレーションがたまるものなのだと

おもう

ひとりになって

ひとといてわくわくするこでいたいし
ひととねむることをしあわせとおもえるこでいたいし
ひとりでいて楽だと ひとりでねむることが楽だと
そうはおもいたくない の

あるひとの ずいぶん昔の記事にそんなことがあったっけ

夏の夜はすきすぎて気が狂う
ぬるくすずしい風とまとわりつく湿気
肌をさらってなめてつつんでひっついて うばわれてゆく うばわれてゆく

どんどんだめになってゆく

腐ってく